にがりの害

玄米自然食派や、一般の自然塩加工品を食べているひと

日本CI協会の故小川みち先生は、ご自身の著書で塩の問題点を指摘しています

私は、桜沢先生の結核を治したのも塩だけど、70歳過ぎで先生をあの世に送ったのも塩だったんじゃないかと考えています。先生も晩年は、ちょっと塩で固め過ぎたなと気づいて、やたらそれを緩めることを考えてらした。 でも先生の長年摂っていた塩は、もう根雪みたいになっていて、お茶くらいではとても溶けないの。塩でメガネのレンズができるの知ってますか?

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そんなに固くなって体の中にたまった塩は、いくら水かけたって溶けないんです。気が付いたときは手遅れなのよ。

「新しき世界へ」550号に自然食に対する疑問が書かれています

昔の玄米食の人は、みんな小魚を摂っていました。小魚でなければ、かつお節です。どっちを摂っていた人も体をやられています。みんな、体が固くなっています。 全国の玄米食の人を訪ねてみると、ふつうの邪食をしている人よりも老化している人が多い。何のために玄米を食べてきたんだか、わからない。

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みんな体がまいっちゃっているんです。普通の邪食をした人と同じように、いろんな病気をもっている。 そこで調べてみたら、昔の食養というのは、みんな小魚を入れていたんです。それでかえって体が老化して、顔がしおれちゃったんです。
これは桜沢先生が74歳でなくなられたということにも、つながると思うんです。
だから、古い玄米食の会員というのは、案外顔がひからびて、肌の色も悪いんです。


実際は小魚で体が硬く老化したのではなく、自然塩に含まれるにがりが原因だったと思われます。

自然塩が良いなら海水を飲んでもよいはず

海水の自然のままの成分が体に良いと言う人もいますが、本当にそうなら汚染されていない美しい海の海水を飲んだら体に良いということになります。しかし実際には飲めません。
海水を直接汲んで調理に使っていた古代大和民族の寿命は、20歳代だった史実が残っている。
昔から、海水を絶対に飲んだり、料理に使ってもいけないよ!という言い伝えが残っている。実際に海で遭難した時も海水を飲んだら死んでしまう。

地上にいるいかなる動物も海水は飲みません。本能的に海水のにがりに害があることを知っているのです。アサリは天日塩では口を開くが精製塩では開かないと比較する人がいますが、海に住むアサリと人間とでは比較の対象にはなりません。 万物の霊長たる人間には火を使い、道具を使い、海水のにがりというアクを取り除く知恵が与えられているのです。