石鹸洗顔のデメリット

メイクで肌は荒れていく

肌はどうして汚れていくのでしょうか。赤ちゃんの肌、化粧する前の女性の肌は元々、とても美しいのです。メイク・化粧をするようになってから肌は徐々に汚れていくのです。メイク(石油系合成界面活性剤入)の固形成分で皮膚呼吸を止めてしまうことによって皮膚の細胞は少しずつ荒れていきます。 全身に金粉を塗ったダンサーは30分以上踊ると危険な状態になるそうです。口や鼻で肺呼吸しているだけでなく全身の皮膚でも毛穴で呼吸しているのです。皮膚呼吸がいかに重要か理解出来ると思います。

仕事上、接客等やむを得ずメイクをしなければならない時以外は出来るだけメイクをしない方が美肌を守る上で重要です。 帰宅したらまず洗顔でメイクを落とす習慣が必要です。帰宅後、休日、買い物に行くとき等はメ一クをしないで肌を休ませ、皮膚呼吸を十分にさせてあげて下さい。メイクをしなければならない時はできるだけ薄くして下さい。会社や仕事上、許されれば口紅だけつけて済むならそのようにされたらよいと思います。

皮膚は溶解されまいとして自己防衛するため固くなる

そこで最も大切なのは汚れを落とす洗顔です。洗顔には下記のような方法があります。

  • クレンジングクリームでメイクを落とし洗顔フォームで洗う
  • 安い合成界面活性剤使用の洗顔フォームで洗う方法
  • 固形石鹸又はパウダー石鹸、チューブ状の石鹸だけで2度洗顔する方法
  • 自然塩のパウダーで洗う方法
  • 水洗いだけの方法
  • その他

安価なクレンジングクリーム、洗顔フォームはメイク類を溶解する成分として石油系合成界面活性剤等が使用されている為、メイク類を溶解すると同時に皮膚細胞も少しずつ溶解していく性質があります。 皮膚は溶解されまいとして自己防衛する性質があるので皮膚は少しづつ厚く、固く、黒ずんでいきます。大多数の方がこの方法で洗顔されています。

塩で洗顔すると肌黒の原因

塩で洗っている方は塩のアルカリで皮膚を溶解するのでツルツルになりますが、これも溶解されまいとして肌は厚くなり、塩のナトリウムイオンが肌に残り、日焼け、肌黒の原因になります。 水だけで洗顔している方は水に溶けない皮脂が毛穴に残り汚れが落ちていません。男性の方に多いですね。    

苛性ソーダはナトリウムイオンにより紫外線を吸収しやすい

自然派といわれる石鹸は(固形石鹸又はパウダー石鹸、チューブ状の石鹸)牛の脂を主原料にしているため、ぬるま湯でしか溶けずぬるま湯によるしわの最大原因となってしまいます。苛性ソーダという海の塩より作る成分を使用しているため肌に残るナトリウムイオンによって紫外線を吸収しやすくなり、肌黒の原因になってしまいます。

さらに詳しくいえば、石鹸は 【牛脂】+【苛性ソーダ】+【微量の植物エキス】 で作られています。 牛の体温は約42度のため牛の体内にある脂も42度で溶けている状態です。常温で42度より低いと固くなっていきます。これが石鹸がぬるま湯でないと溶けずよく泡が立たない理由です。最近は水でも泡立つように合成の気泡剤を入れて使い易くしていますが、気泡剤は石油より製造された化学合成物ですから、肌によくないのはもちろんです。    

牛脂を落とすためにゆすぎが大変

もう一つの問題点は、牛脂がベトベトしていることです。油料理の時の、鍋やお皿がべトベト・ギタギタして油分を洗い落とすのが大変なのはよく体験されていますね。石鹸をぬるま湯で溶かし、メイク類を浮かせて落とすのが目的ですが、石鹸中の牛脂が顔につくと、そのべトベトした脂はぬるま湯で何十回とゆすぎをしないと、なかなか落ちないのです。石鹸洗顔のゆすぎの大変さはこれが理由なのです。    

ぬるま湯洗顔は皮膚が緩みしわの原因に

ところが、この【ぬるま湯】は【しわの最大原因】となるのです。石鹸洗顔は、ぬるま湯で何十回とゆすがないと牛脂肪分が完全に落ちないため、そのぬるま湯をかけている間に皮膚がゆるんでくるのです。最後に冷水をかけて肌を引き締めるようにいう人もいますが、最後に冷水をかけても手遅れです。やらないよりましだというだけで、バシャバシャかけたぬるま湯で肌はどんどん緩んでいき、長い間にはしわの原因となってしまいます。顔の皮膚は、体の皮膚と違い繊細にできているのと、外的刺激の変化が多いために、ぬるま湯をかけている時間が多いだけ緩んでしわの原因となっていきます。