理想的な洗顔剤の条件
ココナッツヤシ油の特性
冷水洗顔に最も適している洗顔料の基本主原料はココナッツヤシ油です。 ココナッツヤシ油の特性は
- 冷水でもよく泡立つ
- 植物性のためベトベトせず、ユスギが非常に簡単
- 洗浄力が抜群
- 陰性のため毛穴を開きやすく、毛穴の汚れもよく落ちる
毛穴の汚れもよく落ちるココナッツヤシ油
ココナツヤシは暖かい地方に実ります。暖かい地方に実るものほど陰性です。ヤシの実は高い木の上になります。高いところに実るものほど陰性です。 陰性の性質を持つものは緩める、開く性質を持っています。これが洗顔するときに毛穴を開き、毛穴の汚れもよく落ちるようになる理由です。ヤシ油使用のヤシの実洗剤がたくさん出回っていますが、ほとんどがシュロなどのパームやし油です。ココナッツヤシ油とはその効果は格段の差があります。基本主原料にココナッツヤシ油100%のものはいかに素晴らしいか使ってみるとよくわかります。
アルカリ剤である苛性カリの特性
次にアルカリ剤は苛性ソーダではなく苛性カリを用います。その特性は
- 陰性のカリウムイオンとなり、洗顔後、陰性の紫外線に対して反発し、日焼けしにくくなる
- 角質の水分を保護する性質がある
- 陰性のため毛穴を開きやすく、毛穴の汚れもよく落ちる
理想の洗顔料を作るには十分な熟成期間が必要
これらの2つの主原料、ココナッツヤシ油と苛性カリで洗顔料を作っても、ただ機械的に作ったのではその有効な性質を十分に生かすことはできません。
理想の洗顔料を作るには十分な熟成期間が必要です。40日以上、味噌や醤油を作るように熟成させます。そうすると考えられないくらいなまろやかなクリーム状にできあがります。この熟成方法はあまりにも時間と場所と手間が掛かかりますが、女性の肌にやさしく、美しくしていくには長期の熟成がどうしても必要不可欠です。 その汚れ落ちのよさ、水でも泡切れの良さは他に類例がないものとなります。