肝硬変とにがり

  

肝硬変とは

肝硬変は慢性肝炎の終末像で、進行性に肝臓組織が固く繊維化してしまう疾患で、原因としてはアルコール多飲、肝炎ウイルス感染、自己免疫などがあげられています。進行すると最終的にはほとんどの方が肝不全、消化管出血、食道静脈瘤破裂、肝臓癌のいずれかの理由で亡くなってしまうという恐ろしい病気です。現在のところ治療法はないに等しく、せめて慢性肝炎から肝硬変への移行をなんとか止められないかと多くの研究がなされているというのが現状です。

  

肝炎の原因

肝炎は肝臓に起こる炎症であり、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなる病気です。炎症が起きると、肝臓が腫れたり、発熱したり、全身がだるくなったり、食欲がなくなったりします。 急性肝炎と、慢性肝炎に分けられ、日本ではA型・B型・C型のウィルス性の肝炎が多いといわれています。日本ではウィルスの感染によるものが80%、残りはアルコールや薬剤等によるものと言われていますが事実は違います。

肝炎や炎症は本来、何かの原因によって細胞が障害されるとその障害を取り除いたり、細胞障害の結果できた壊死物を片付ける過程を炎症といいます。つまり、病気やケガを治そうとして毒素を排泄する体の働きで炎症になるのです。炎症は体を守るたの現象でウィルスはその毒素や障害を取り除く為の天使のような働きをしています。

肝炎は体を守るために起こる毒素排泄作用と防衛反応

肝臓は毒素を処理する人体最大の化学工場ですが、添加物や防腐剤などの化学物質は肝臓で処理できる範囲の微毒ですが、最も肝臓で処理できにくい猛毒は除草剤、枯葉剤です。この除草剤の毒性が体内に入るのは殆ど魚介類を通じてです。この枯葉剤の濃縮された魚介類を食べることで肝臓には相当の負担、無理がかかります。人間が造られたときの肝臓の解毒能力の限界をはるかに超える、設計図にない猛毒の化学物質、除草剤だからです。この肝臓を助けるために、肝炎ウィルスが炎症を起こして毒素や障害物を処理しようとしているのが肝炎という炎症です。     

それで発熱したり、全身がだるくなったり、食欲がなくなったりしますが、熱を出して毒素を処理しようとしているのです。毒素が出るときは全身がだるくなるのは当然です。食欲がなくなるのは毒素処理にエネルギーを集中しているのであまり食べてくれるなという防衛反応です。

また毒素処理をしながら、どんどん毒素のある食物を食べては肝臓が過重労働になってしまうからです。色々な症状は体を守るために起こる毒素排泄作用と防衛反応です。 体の反応のままに任せることが必要です。ウィルスを殺そうとしたり、熱を下げようとしたり、栄養を付けようとして無理に食べたりしない方がいいのです。熱は体の毒素を排泄するために出ているのです。むしろ強制的に食べない方が病気は早く治ります。1週間、2週間断食して難病を克服した方がたくさんおられるのをみてもよく理解できると思います。

ウィルスは外敵ではないのです。外から入って来た敵ではなく、肝臓や内臓を守るために体内で発生した救急救命士のような貴重な存在なのです。C型肝炎ウィルスは除草剤の毒性から肝臓を守るために発生した救急救命士の使命を持っていたと言えます。

にがりの凝固作用で肝臓細胞が硬化

更に日本人の場合は完全無農薬の野菜を食べ除草剤を残留させた魚介類を一切食べなくても肝硬変になります。日本人が全て食べている自然塩のにがりの凝固作用で肝臓細胞が硬化していくからです。 自然塩のにがりの凝固作用が最も影響を与えていくのは腎臓であり、次に肝臓、膵臓、心臓です。人体で最も大切な命にかかわる臓器がどんどん硬化していくのです。

江戸時代などは腎硬化症で亡くなる人が最も多かったと言われています。その時の塩は海水を煮詰めて作ったにがり分が16〜17%の塩です。今、そのような製法で生産されにがり分が15%の自然海塩が最も売れているそうです。にがり分、ミネラル分が最も多い塩が良いという自然塩信仰、ミネラル信仰が大流行しているのです。昔の寿命40〜50才の短命時代に逆戻りしようとしているのです。 肝硬変になったから酒を止めなければならないのではなく、除草剤の毒性が最も濃縮されている魚介類を止めるか、何よりも自然塩を止めなければならないのです。

間違った健康医学常識

酒は陰性ですから、酒を飲むときに陽性の塩辛いものを体が要求します。刺身にも醤油をたっぷりかけて食べます。アルコールで肝臓が悪くなるのではなく、オカズの魚介類に残留する除草剤でC型肝炎になり、塩味のきいた料理、オカズで肝臓が硬化していくから肝硬変になるのです。 酒は肝硬変の大きな原因ではありません。タバコも肺ガンの原因ではありません。無農薬のタバコは吸わない人よりも吸う人の方が長寿になるのです。原因でもないもの表面の現象だけを捉えて犯人扱いにする間違った健康医学常識を信じている人があまりにも多いのです。