洗顔料にこそお金をかけるべき
洗顔するだけで肌がダメになっていく
非常に安い洗顔フォームの中にはただ汚れを落とすというだけで、使えば使うほど肌がダメになっていくものがあります。汚れを合成界面活性剤で溶解させて落すものです。これは汚れだけでなく皮膚細胞まで溶解させていく性質のものです。肌は溶解されまいとして徐々に硬化していき、皮膚の肥厚化現象が起きてきます。知らず知らず皮膚が硬く、厚くなっていってしまうのです。
洗顔フォームの製造はクリームなどの何倍もの工程と非常な手間がかかり、泡がたくさん出て大変な作業の連続です。更に本当に良いものを作ろうとすると長期間の熟成がどうしても必要です。
弱酸性では汚れは落ちない
そこで合成界面活性剤を使用しない石鹸洗顔ということで、自然派の人達が石鹸を勧めていますが、これがシワ、日焼け、肌黒の原因になるとは考えもしなかったことでしょう。肌は弱酸性だから、洗顔も弱酸性の洗顔料が宣伝されていますが間違いです。弱酸性では汚れは落ちず、アルカリ性でしか落ちないのです。弱酸性で汚れが落ちないので汚れを溶解する酵素類が入っている場合があります。酵素も非常に陰性の性質を持っているので皮膚細胞を溶解していき、皮膚を厚く、硬くしていくようになります。肌にやさしい弱酸性の洗顔料のはずが、逆効果になりかねません。
皮膚生理に合った本物の洗顔料は、クリームなどの何倍もの工程とコストがかかるので、高価になるのは避けることができないのです。
材料素材自体の性質が変化
化粧品の原料となる素材を高速のミキサーで粉砕して超微粉末にしてクリームなどを製造している場合、どんなに良い自然の素材でも1分間に3万回転という高速で超微粉末にすると数ミクロンの超微粉末になり、その時点であまりにも高速のために自然物自体の性質が完全に酸化し変化してしまうのです。その段階でもう自然素材の力や作用はほとんどなくなっています。ただ自然の素材を使っていますよというイメージだけになってしまいます。
酸化した素材が肌を老化させる
そのような化粧品は超微粉末のため、酸化した素材が毛穴の奥まで入り込み肌をきれいにしていくどころか、かえって肌を老化させていく原因になっていくのです。超微粒子のため、肌に付けた感じは非常に滑らかで肌によく吸収されるような感じを受けますが、それが酸化しているため肌にかえってよくないのです。
化粧品を作るときは絶対に高速で粉砕してはいけないのです。すり鉢でスリコギでゴマを擂るように粉にしていかないと駄目なのです。素材に熱を持たせないように細心の注意を払いながら作らねばなりません。
熟成期間をおくことで素材の良さが生きる
自然素材の性質をそのまま生かし、昔ながらのまるで味噌、 醤油をつくように熟成させながら素材の良い点を最大限に生かし、育てながら長い期間をかけてつくる洗顔フォームは、その使い心地は使った瞬間に分かるくらいに素晴らしいものになります。 肌を生まれ変わらせる最高のものになります。手間を省いては良い化粧品はできません。