考える以上に害のある果物、青汁、ナッツ類
目次
果物の過食は血液を薄め、冷えを招き、腸の力を弱めます
果物類はビタミンや栄養が豊富なのでよく食べるように勧める人が多くいますが、間違いです。果物は陰性で血液を薄め、冷えを招き、腸の力を弱めます。陽性の肉食のデザートとして肉や魚の毒性を中和する為に多少食べてもよいくらいで、他は嗜好品としてたまに少量食べるものです。果物の好きな人はほとんど、血液の薄い人で、腸が弱く、冷え症です。これは、果物を食べると陰性にかたよって、血液が薄くなり臓器が肥大して機能が低下します。したがって、果物の過食は陰性の酸性の害があります。
完熟果物と未完熟果物の違い
私達が食べる果物は未完熟のものがほとんどです。柔らかくなる前に出荷しないと、流通過程で売り物にならなくなるからです。お店に並べておくときに生き生きと新鮮に見えるように、まだ固い果物を陳列しなければならないからです。完熟した果物は果糖すなわちブドウ糖にかわっています。ですから身体に入ると、即、エネルギー代謝として消耗していきます。ところが未完熟な果物は、砂糖と同じように陽性のアルカリ、ミネラルを大量に消耗しながら、エネルギーにかわります。このように、完熟果物と未完熟果物とは大変な差があります。
バナナは体を冷やす
都会に住んでいる人達は、ほとんど完熟果物を食べることはできない環境なので、未完熟の果物は食べるのを避ける方が良いといえます。 果物にも多くの種類があり、国内もの、海外もの、温室ものといろいろありますが、日本では獲れないバナナやパイナップルなど南国の輸入果物は、ものすごく身体を冷やす食物です。バナナは修酸という酸性をいっぱいもっている食べ物です。バナナはカロリーの高いものをもっていますが、カロリーがあるからバナナを食べると身体が暖かくなるかというと全く逆なのです。身体はむしろ冷えてしまいます。バナナはこのような果物ですから、亜熱帯地方に住む日本人が食べると、血液が薄くなって、冷え過ぎて、身体が陰性に傾いてしまいます。このような欠点をもった食べ物は、日本人には必要のないということです。
完全に熟した果物はカロリー源になる
沖縄や南洋の人々がバナナやパイナップル、現地で獲れる十分に熟れた完熟の果物を食べることは、暑さに耐える身体をつくるには有効です。真夏の暑い盛りには、これらの果物は夏に熟したものですから、身体を冷やす効果が期待できます。完全に熟した果物であれば、身体に酸性のようなものを溜めず、むしろ、よく燃焼してくれる果糖のようなブドウ糖に近いものが多く含まれていますから、充分カロリー源になるのです。日本に住んで、熱帯地方の果物を摂るのは、むしろ身体をこわす原因となっても、決してプラスにならないということです。
地産地消で旬のものは体にプラス
ミカンやイチゴやリンゴのように日本の土地に生えているものは、その土地に住んでいる人たちのために、必要なものとして、それが与えられています。ですから、その旬のもの、その時期にとれるものを、その時期に完熟の状態で少量食べるということは、私たちの身体にプラスになると言えます。 肉とか、マグロのトロのような刺身などを食べて、血管の中のコレステロール値を高くして、動脈硬化などをおこしている人には、リンゴを摺りおろして、それを絞った汁を時々飲むようにしますと、コレステロール(動物性の酸性)を分解して、病気の手当てとして効果があります。この際に使うリンゴはスッパイ野生に近い原種のリンゴでなければ効果が薄いです。今、市販のリンゴはほとんど品種改良され、甘く口当たりの良いものに変えられています。昔ながらのすっぱいリンゴを探して病気手当てなどに用いることは構いません。
果物は使い方によっては有益
果物は100パーセント悪い訳ではなく使い方によって、体内の毒素を出したり体内毒素の中和に役にたちます。しかし、現代人は果物を食べ過ぎています。デザートとして豊かな食生活の飾りのように考えられています。昔はそれほど果物を食べる習慣はありませんでした。秋の季節に自宅の庭に実った柿を食べたりするくらいでした。今は一年中、世界中の果物が好きなだけ手に入ります。果物屋さんの多いこと、スーパーに行っても果物コーナーの広大さ、食卓にいつも籠に入れた果物を並べておくのは一般家庭では当り前のような時代になりました。好きな時にいつでも果物を食べることが出来る環境にあります。