自然塩と沖縄の人の長寿の関係
味噌や醤油から摂取されるにがり分
沖縄で自然塩をつくっているのに沖縄の人はどうして長寿なのでしょうか。沖縄に住んでいる一般の人は95%以上の人が普通の精製塩を使っています。沖縄で作られた自然塩はほとんど日本本土向けです。昭和30年代に精製塩が作られるまではすべての人が日本中ずっと自然塩ばかり食べてきました。精製塩に切り替わってからも日本人が食べる80%の塩分は自然塩でした。それは塩分の80%近くを自然塩で作った味噌、醤油から摂るからです。これは沖縄であろうが北海道であろうが条件はほぼ平均です。
温暖で過ごしやすい
ではなぜ沖縄の人が長生きするといわれるのでしょうか。それは1年を通して気候がいつも温暖で過ごしやすいからということが影響しています。寒い地方に住んでいる人々はその寒さによってストレスも大きくなり、血液の循環も悪くなり、内臓機能も低下しやすくなります。さらに寒いと体の温度を保つために塩分を余計に取るようになります。その取る塩分はほとんど自然塩ですからにがりの凝固作用によって腎臓が硬化し短命になっています。いつも暖かい沖縄の人々は塩分によって体温を保つ必要性が少ないため寒い地方の人よりも塩分は相当少なくて済みます。これだけの差によっても腎臓の硬化の割合が相当違ってきます。
暖かいと塩分の摂取も少ない
また沖縄は米軍基地があるため住民の生活は米軍基地に勤務したり米軍の人たちが落とすお金によってそれなりに町は潤っております。生活のストレスは本土のストレスの多い競争社会よりもゆったりしたものが多いと思います。そして昔からの家族制度を大切にする沖縄の人々は老人を大切にしていく伝統がまだ多く残っています。この様なもろもろの条件によって沖縄の人達が長生きできるのではないでしょうか。欧米の金持ち達が老後に温かい地方や南の島に移り住む人が多いのもよく分かる気がします。平均した気候の温暖さは人間の生理機能、内蔵機能にいかに大きな影響を与えるかよくわかると思います。少しでも長く生きたい方は沖縄や暖かい地方に移り住むようにされてはいかがでしょうか。
日本人の平均寿命が長い理由
日本人は自然塩を食べているのになぜ平均寿命が高いのでしょうか。平均寿命の高さが必ずしも健康で長生きできるという正しいデータではありません。平均寿命の算定には幼児死亡率が大きく影響します。日本では外国よりも幼児死亡率が少なく、老人は薬と病院に頼り、生きているというのは名ばかりの寝たきり状態で、病院のベッドで延命装置で生かされている人が何と多いことでしょう。死なせないで生かしておく技術は日本は世界一だと思います。日本では環境ホルモンの影響が強いため奇形児が外国よりもずっと多いといわれていますが、生まれる前に死産としてすべて処理されてしまいます。 世界中の後進国では毎日、数万人の子供たちが餓死しています。医療技術の未熟なこれらの国では毎日たくさんの子供たちが伝染病などの病気で死んでいきます。日本では幼児死亡率が低いのと老人を死なせない医療技術の進歩によってデータ的には平均寿命が高くなっています。これを健康長寿国として喜んでいいものでしょうか。
にがり分のない岩塩を食べている長寿民族
除草剤ダイオキシンの残留が最も多い魚を食べる日本民族は、環境ホルモンによって体内が最も汚染された国民のひとつです。ガンや難病、奇病、アトピーの人が何と多いことでしょう。そして健康でない半病人が溢れ返っています。 ロシアコーカサスの長寿民族の老人たちは100歳を過ぎても野良仕事に出かけるそうです。人間は死の直前まで元気で働けるのが本来の姿です。コーカサスの人々は山の斜面で過酷な労働条件と寒さの中でもあんなに長生きしています。彼らはにがり分の全くない岩塩を食べています。もし彼らにがりの多い自然塩を与えたら今のように長く生きられないでしょう。
夢と希望と目的を持って生きる
日本人は自然ブームによって今、JTまでもが自然塩を作り販売しています。自然塩でないと売れないからという理由です。日本人は江戸時代の短命化の方向に逆戻りしようとしているのです。 人間の天寿は125歳といわれています。沖縄のような年中暖かいところでストレスなくのんびりと、そして人生に夢と希望を持って生活できたら、125歳も夢ではなくなるでしょう。年老いても夢と希望がなくなると長く生きられません。長く生きるということが目的ではありませんが、人間は生涯かけて地球と人類と人々のためにできる何か大きな大きな夢と目的を明確に持って生きるべきだと思います。 夢と希望と目的に燃えて生きていると自然治癒力も働き体はどんどん健康になっていきます。