生命は海から誕生したのに何故、海の塩がいけないのか

動物は海水を飲まない

生命は海から誕生したのに何故、海の塩がいけないのでしょうか。確かに生命の誕生は海からでした。しかし、その後地上に上がった動物達は海水を飲んでいません。地上の植物や魚介類、海藻類からミネラルを摂っていました。動物達は海水を飲んではいけないことを本能的に知っていたのでしょう。その後生まれた人間達も海水を調理に使うことはありませんでした。海水を煮詰めたり、干して塩を作る知恵を覚えました。

海の魚は海水を飲んでいない

海の魚はにがりの影響を受けないのでしょうか?海の魚は厚い鱗に覆われていて、海水の強いアルカリでも表面が侵されないように造られています。又、魚は海水をを飲んでいません。口から入れてエラから海水を出しています。魚は塩分とミネラルいっぱいの海にすんでいますからミネラルや塩分を必要としません。魚の刺身には塩分がほとんどないので醤油をかけたり、塩味をつけて食べます。 海にすむ魚はにがりの害を受けないようにはじめからそのように造られたのだと思います。海の魚の蛋白質はにがりで凝固しない特別の組成だと思います。自然界の生き物はその環境に順応するように造られています。    

海水を調理に使っていたクロボッコル族

陸上の動物は全てにがりの凝固作用の影響を受けていきます。 日本の古代大和の貝塚民クロボッコル族で一部海水を利用して調理していたクロボッコルと呼ばれる集団があったことが歴史の記録に残っているそうです。海水を直接調理に使っていたためにあまりにも濃いにがりのためににがりの極陽性のために身体は引き締まり、背が伸びず、90センチくらいだったと言われています。 海水のにがりを直接摂っていたためミネラル過剰となり、成長が早まり、早熟となり、10歳位で結婚し、20歳くらいの寿命だったという史実が残っているそうです。海水より直接にがりを摂っていたら腎臓は短期間で硬化し腎臓硬化症になってしまいます。腎臓が硬化したら最も寿命が縮まります。毒素排出できなくなるからです。    

にがりは難病を治す劇薬でもある

にがりを病気治しのために処方している医院の先生がおられますが、この件の本も出版されています。にがりそのものでガンやアトピー、難病が短期間で治るそうです。しかし、腎臓も短期間で硬化し、寿命を縮めていきます。にがりは即効性がある劇薬のような働きがあります。効果あるから使うというのは大間違いです。江戸時代の塩の製塩も海水を煮詰めて作っていました。煮詰めた濃いにがりの濃縮海水(かん水)をカマスに入れてにがり分を落としますがそれでもその自然塩はにがり15%以上の濃い塩になり、腎臓を著しく硬化させていく塩でした。江戸時代の死因の多くが腎硬化症であったと言われています。故に寿命40〜50くらいの短命でした。身長も5尺(150センチ)台と今の日本人より相当小さく引き締まっていました。

にがりは身体全体を硬化させる

自然塩のにがりは腎臓やあらゆる内臓、骨髄、筋肉、血管、神経、細胞など身体全体を硬化させ、機能低下させていくだけでなく、頭脳まで固くしていくので柔軟な考えのできない、頑固な性格になりやすくなります。 自然塩、玄米、菜食にこだわっている人達に頑固な頭の固い人を見かけませんか?昔のお父さん達は頑固な人が多かったのもうなずけると思います。頭が固くなると柔軟な思考ができにくく、発明、発見の思考力が遅れてしまいます。 西欧諸国が産業革命しているときにまだチョンマゲ時代でした。本来優秀な日本人は与えらた課題に対してはものすごい能力を発揮して新製品を開発していきますが世界的な発明の数からすると西欧にははるかに及びません。ノーベル賞クラスの学者や画期的な発明が生まれにくいのはにがりの凝固作用による頭の固さにあるかもしれません。    

にがりの恐ろしさを知ること

最近は精製塩のおかげで少し頭が柔らかくなり新しい画期的な発明も生まれるようになりました。日本人の特質として既にある発明に対して改良、発展させていくきめ細かい技術力においては世界一でしょう。多くの日本人が自然塩(原塩)の味噌、醤油を食べていて、そこから80%の塩分を摂っています。日本の子供達の柔軟な思考力を守り、たくさんの発明、発見をしてもらうために、自然塩のにがりの害の恐ろしさを明確に知っていくことが大事です。自然塩の方が確かに美味しいです。しかし、自分は短命でもいいやとあきらめもできますが、未来の子供達に間違った常識と社会を残してはならないと思います。