あらゆる食品加工、化粧品加工で使われている高速カッターの問題点

食品の持つエネルギーはほとんど失われている

最近の食品加工はほとんど高速カッターやミキサーで微細加工されており本来の食品の持つエネルギーはほとんど失われています。多くの家庭でも最近は便利な電動の高速カッティング調理器具があると思います。大根や人参などを数秒でみじん切りにできるものなどよくテレビ通販などで販売していますね。このような電動の調理器具は、野菜の本来持っているエネルギーの約60%が失われてしまいます。高速のカッターが料理する野菜などの細胞や組織を瞬間に破壊していきそのエネルギーを失ってしまうのです。

出来上がりがまるで違う

ソバ通の人の話しによるとソバ粉で機械挽きのものと石臼挽きのものとではそのソバの味がまるで違うものになるというのです。いくら手打ちソバと言っても機械挽きのそば粉を使ったものは本当の手打ちソバとは言えないというのです。 京都の友禅染に使う糊でも石臼で挽いた糊と機械挽きのものとでは出来上がりがまるで違うといいます。石臼は能率が悪く、ひき合わないから機械挽きに変えるところが多いのだが本当は石臼でなければある種の高級な柄ものに使う糊はできないとプロの方は言い切っているということです。

現代の高速粉砕機で作られる粉と石臼で作られる粉とではまるで違うものになるというのですほとんどの粉砕機は叩く、あるいは衝撃、鉄鎚で叩くといった原理が基本になっています。ところが石臼の場合はそうではなくて、ちょうど揺鉢で摺るというような原理が基本になっている。揺鉢でする速度は、ゆっくりしていますが、機械、衝撃の場合だと1秒間50メートルの高速の粉砕機は新幹線のひかり号の速度くらいになります。1秒間100メートルの高速の食品粉砕ではピストルの弾丸のスピードくらいになります。高速度で瞬間的に切ると、局部的に非常に高い温度になって、瞬間的な熱で酸化、変質していきます。

石臼で挽かれている抹茶や絵の具の顔料

抹茶は今でも上等なのは石臼で挽かれているそうです。京都の宇治では抹茶用に数千台の臼で粉にしているそうです。先祖代々今でも湯葉をつくる原料の大豆を石臼で挽いておられます。最高のカレー味を出すためには石臼でなければ本当に美味しいカレーはできないということです。高能率の最新式粉砕機では食品の本当の味が出ないのです。

日本人形や陶器などの絵の具の顔料として使われる天然胡粉も貝殻を石臼で挽いたものでないとよい色合いが出ないそうです。石臼の粉砕は人間の体温くらいの温度でゆっくりとねるような感じで粉にしていきます。高速の粉砕機だと高速度の空気に触れ、空気中に匂いが逃げていき酸化と瞬間的に切るため局部的に非常に高い温度で変質していきます。高速粉砕機でできる粉の粒の形状は強力に叩き切ったり、押し潰したりしたので形が鋭角のとんがっているものが多くなります。それを食べる人間の胃に長い間に傷ができ胃潰瘍ができるのではないかさえと言われています。米の粉ですと掲臼や挽き臼でつくった粉は顕微鏡で見ますと、丸い形になっています。

石臼で挽いたような原料を使用したものが最も肌には良い

化粧品の製造も最近は原料の超微粉砕の機械が使用されています。毛穴よりも小さい皮膚からも浸透するという滑らかな化粧品です。毛穴からは浸透してはいけないのです。皮膚は排泄が目的の第6の臓器ですから浸透しようとするものは異物です。しかも高速で粉砕した超微粉末は鋭角状のギザギザした形になっています。そんなものが皮膚から体内に入っていったら長い期間で大きな問題が起こる可能性があるのです。化粧品やクリームも石臼で挽いたような原料を使用したものが最も肌には良いと言えるのです。